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2005年6月

講義ライブラリー

揺れる皇室と憲法改正のからみ
講師

橋本明氏

講師紹介と略歴

1933年生まれ。’52年学習院大学政経学部政治学科卒業。

同年(社)共同通信社に入社。

社会部記者、ジュネーブ支局長、ロサンゼルス支局長、国際局次長、葛、同通信社役員待遇を経て退職後、プリウ゛ェ・グループ社主となるとともに他に十数社の顧問などを引き受けている。また学習院初等科入学当時より天皇陛下のご学友として交遊を深め、現在も親しいご関係にある。著書「パパ、スリッパどうぞ」「二人のユーゴ」「チトー」「オリンピック革命」「平成の天皇」「昭和抱擁」などがある。その他文藝春秋社など多くの雑誌に女帝論など天皇家にまつわる論文を執筆している。講師は元首相橋本龍太郎の従兄。

講義内容

(講師のご意向により録音も禁じられたため、講義録も詳細には触れないことにします)

 

概要

橋本氏は、天皇陛下ご自身が語られた天皇の理想像「国民の心の中に潜在化し、国民が必要なときに顕在化できればよい」というお言葉を紹介し、皇室のあり方と現状との乖離について語り、また一般の報道では知りえない情報に基づき深い考察を加えつつ、日本にはなぜ天皇制が必要かを説いた。

 

女帝論

橋本氏は1993年にはすでに「妃となり男子を産まなければならないという重圧と、その期待を一人の女性にかけるのは大変なことであり、国体としても危うい」との考えから、女帝を認めるべきとの論評を発表している。

平民から嫁がれた美智子様は皇族の古いしきたりで苦しまれた一方で、男子、男子、女子と理想的な子宝に恵まれたことが「ちから」となり皇室での存在感を増すことができた。 雅子様の重圧は計り知れない。

国会でも現在論じられているが、男女に関わらず第一子が天皇継承権を持つとか、何らかの形で認められるだろう。

 

帝王学

皇太子は天皇からじかに帝王学を学ぶべきであり、現状ではそれが不足している。もっと東宮職が皇太子と天皇とのコミュニケーションを密にするサポート機能を果たすべきである。

 

皇太子の発言

「雅子の人格を否定するような・・・」という皇太子の一連の発言は前述のように天皇との意思の疎通が欠けている現われであり、皇太子・皇太子妃ともども内にこもってしまっているのではないかと危惧している。信頼して心を開ける人のサポートが必要。

 

秋篠宮の発言

秋篠宮は上記皇太子発言の前である03年の誕生日コメントで「陛下を支えるのにはコミュニケーションが大切・・・」と述べていたが国民は注目せず。これが意思疎通断絶の一つのサインではあった。

 

秋篠宮ご夫妻にすぐに子供ができて陛下ご夫妻との団欒があった。なかなか子ができなかった皇太子ご夫妻への気遣いが反って陛下ご夫妻との距離を遠ざけることになったのではないか。

 

皇室外交

皇族個人の資質でやるものではなく、日本のコンセンサスとしてなすべきものである。

 

天皇制度

戦後、日本の国体護持のために日本人の象徴として天皇制を残した。天皇制度があるから日本はバランスが取れていると信じている。そこが他国と違うところ。

 

皇族の戸籍

皇族の戸籍は一般国民の戸籍とは別に、皇統譜という皇族の戸籍に登録されている。皇室に関する事柄は、皇室典範として明治時代までは憲法と同列にあったが、現在は憲法の下位法として存在する。

 

この他にも種々述べられましたが、冒頭の理由で割愛します。

(作成者: 出井) 

 

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