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講師:伊 東 憲 昭 様 、河 和 田
賢 淳 様
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| [セミナー要旨] 私の父は、次男でお寺を継がなくてもいい身であったので、本山の仕事をしていた。 札幌 に居た時、1年の予定で、父がロサンゼルスへ単身赴任したのが1953年のことだった。その後、家族全員が、ロサンゼルスの渡ることになった。 父が、ロサンゼルスに来ていなければ、私もアメリカに来ることはなく、東京にある寺 を継いでいた思う。アメリカの寺の住職は、本山が決めるので、世襲制は、ない。 日本では、仏教の器は残ってはいるが、中の水(仏教の真髄)は濁っていたり、水が無 くなっている状態である。お釈迦さまが、何をおっしゃたのか、親鸞聖人が何をしようと していたか、を学ぶことが大事である。 ロサンゼルスの東本願寺では、若い仏教徒を生み出そうとしている。仏教の教えを生活 に結びつけることが大切である。仏教は、生活がよくなったり、お金が増えたり、するも のではない。宗教が、勝負に勝てるようにしてくれたり、お金が入るようにすることはない。 宗教は、人間関係を改善することであって、自分が変わるから、回りも変わるのである。 人間は、他人を変えようとするが、他人を変えるためには、自分がその10倍の努力をしなければならない。そう分かっていても、妻と喧嘩すると、妻の方が変わるべきだ、と思ってしまう。 お釈迦さまは、正顕(正しく見る)、正思(ただしく思う)などの八正道を説いたが、「正 しい」ことを定義しなかった。仏教は、自分を見つめること、自己とは何ぞや、という問いを常に持つことである。 「先生」と呼ばれるような仕事をしていると、自分を知ることには、一番じゃまになる。 私は知っているが、あなたは知らない、という立場にいると、ガードが固くなり、柔らかい頭には、なれない。歳をとっても、常に学ぶ精神が必要である。 (まとめ=東 繁春) |