馬場信浩氏を迎えての2月のセミナーの記録です。
文章は永山さんです。

作家で元役者の馬場信浩さんからお話を聞きました。

セミナーは、先日起こった日本の漁業訓練船と米国原子力潜水艦の衝突事故への黙祷から始まった。馬場氏の歩んでこられた人生経験の中から、多くのものを楽しく学ぶ事が出来た。

役者として、コマ劇場での脇役専門の時代。主役には許されるマイクを持たせてもらえず、声の共鳴する場所を舞台の上で探しながらセリフを言った苦労話。
作家になるために役者になることを勧めてくださった毛利菊江さん。可愛がってもらった田崎潤さん、何かと面倒を見てくれた芦屋雁の助さんの話しをされる時には、涙も浮かぶ情熱家の一面も垣間見た。

作家として、多くの懸賞に応募しても認められなかった。もうこれで最後だと思って応募したエンターテイメント小説大賞で大賞を受賞。幼い娘に大賞の褒美に「たこ焼き」をねだられて泣いた貧乏暮し。
プロとは、金・時・命をその仕事にかける事のできる人。そして、その仕事に「The End」の文字が打てる人。

テレビの23時ショーの司会など売れっ子となって、全てが旨く運び出した様に見えた頃、以前の様にものを書く事が出来なくなっている自分に気がついた。
京都伏見工業高校のラグビー部山口監督を通して教育現場を検証する事から、次の作家としての歩みが始まった。
「愛とは、信じて待って許す事」と山口監督から学んだ。

「もの書きにプロもアマもない。要するに人を感動させる事が出来るかどうかだけ。」という馬場氏の言葉に、気迫を感じた。

終始 人を引き付ける巧みな話術に、聞き入っている内に時間が経過していった。

「只で、楽しく、為になる」の「3た」をモットーに始まった2001年サウスベイ・マネジメント・セミナーの年初を飾るに相応しいものでした。


ホーム・ページに戻る